昨年はお休みが取れず参戦叶わず。
今回は晴れて往訪も体調最悪という悲しい記録ですが
もうそれなりにギリギリで楽しんできました。
概要
毎年7月にマレーシアの東側、ボルネオ島はサラワクのクチンで開催されております、アジア中心に世界をテーマにした音楽祭です。
会期3日中様々なイベントが催されます。
会場となる「サラワク文化村」はクチン市内より車で北へ約1時間。
サラワクの色んな様式の建物と文化を紹介している施設ですが、開期内はこちらにライブ特設ステージを組んで、施設内に点在する建物をイベントスペースとして開放します。
プログラムはお昼過ぎから深夜まで。
主にお昼はワークショップやミニセッション、夜は深夜までライブ。
会場内にはローカルのクラフトショップがあったり、マッサージが受けられたり。
ヘナはもちろん普通のタトゥーも、特設テントで気軽(?)に入れられたりします。
屋台飯にアルコールもあって、丸1日、いえ、丸3日の耐久音楽祭なのでございます。
参加方法
公式サイト、または空港や市内主要ショッピングモールでチケットを購入します。
会場でも販売してます。(多分)
公式から通し券をアーリーバードで購入すると、より安く参加できたり。
会場へのアクセス
クアラルンプールからクチンまでは飛行機で約2時間弱。
空港から市内へは車で約20分、会場のサラワク文化村へは更に車で1時間ぐらいです。
本気でがっつり3日参戦なら、サラワク文化村近くにステイがベスト。
会場までのシャトルサービスもあります。
但し人気施設は次回の開催スケジュール発表と共に完売してしまうケースがほとんど。
ダマイステイを狙うなら準備はお早目に。
クチン観光とセットにするなら、市内からのシャトルサービスも利用できます。
参加する時間と乗る場所によっては、先着順で無料になったりもしますが、何分アバウトなので期待せず、余裕を持っての行動が要。
参加の記録:DAY1
滞在のメルデカパレスホテルから近くのショッピングモール、「プラザメルデカ」よりシャトルに乗ります。
こういうイベントのスタッフさんにボランティアが多いというのはわかるんだけど、初日という事もあってかもう本当に段取り悪かった。。。
田舎道をコトコト、外はあいにくの雨模様。
文化村へ到着です。
飲食物の持ち込みはできません。
ペットボトルのお水も回収されちゃいますが、施設内には給水ポイントがたくさんあるので大丈夫。マイボトルの持参をお勧めします。
事前購入のチケットを入口で提示、リストバンドをつけてもらいます。
リストバンド3日通しだと思ってたら、毎日見せなきゃだめだった。。。
WIFI結局使えなかったなあ。。。なんでかな。
会場案内図。まずは建物の名前を把握しよう。
施設内の建物はどれも個性的です。
文化と建築に興味のある人ならより一層楽しめそう。
チャイニーズパビリオン
こちらはイベント会場にもなっていたチャイニーズハウス。
ORANG ULU LONG HOUSE
高床にも程があるな感じですが、中も見学できます。
気持ちのよい散策道。
実は私この時まで、イベントにお酒がある事を知らなかったんです。
つうかイスラムの国のイベントだから、ソフトドリンクだけかと。。。
ハイネケン。。。だと。。。?
ビールのサインにふらふらと上がっていったら、何やら瞑想系プログラムをやっていたので
EMOTIONAL FREEDOM
一緒に肩をトントンしてきました。
トントントントントントン。。。
とにかくトントンするのがイイんだそうです。理由はしらない。
どうでもいいけど皆さんのTシャツがかわいい。
トントンし終えて、ビールを仕入れて、池のほとりでチルチル。
こちらでも何か民族楽器の演奏してました。
こちらはボルネオハーブとアロマの体験ブース。
アロマものは大好きなので、ボディウォッシュとかエアフレッシュナーとか購入。
サービスのフットウォッシュと、ドライハーブのポプリもらって大満足。
こちらで紹介してる商品には「Listea」というハーブが使われています。
ボルネオ高地に生息している植物で、部位によって料理に使ったり、虫よけにしたり、胃薬にしたり。
ローカルではとてもメジャーな存在だそうです。
そう、商品名はエアフレッシュナーなんですけど、虫よけとして使ってもいいよ、と言われていたので、現在もそのままボディスプレーとして使ってます。
すごいーいいによいよー! 大好きこれ。
リステアの成分にはDリモネンとかシトロネオールとか含まれてて、かつこの商品は天然素材しか使っておりませんー、との事。
なる。
光毒性あるから日光には注意。
虫よけはシトロネラとてけとう好きなオイルとお水でもともと自作してました。
(当方死にそう蚊に刺されやすいです)
けどこれいいなー。
やっぱオイルも買ってこればよかったなー。
ちょっとお高かったんだよなー。。。(15mlで150RM)
私へのボルネオ土産はコレ一択でお願いします。
(誰に言っ。。。)
特設テントで健康的(?)にタトゥーが入れられます。
左の方のお絵描きすごいなー。
こっちでは思うに特に中華系、ヨーロッパ系の人の半分ぐらいは、面積の差こそあれお絵描きあるように思う。
暑い国だし、文化的にも隠す必要なければ、今更驚いたりもないですが、コレ日本だったらやっぱりびっくりしちゃうよなあ。
お昼が近くなって、フードテントが賑わいだしました。
写真ひどいですが、味は普通においしかったです。
とゆうよりメニューには「ケバブ」ってあったのですが。。。
どう見ても普通にハンバーガー。。。
こちら、建物の名前はわからないのですが
中は風通しのよさそうな竹の床敷で
お供えされてる首狩られー。
ボルネオでは近年まで、なのか今でもどこかで、なのかはわかりませんが
一部部族の間で首狩りが行われていたそうです。
なんかどこかの記事で首狩りの理由の一つにアニミズム信仰が、とかありましたが、
アニミズムってそういう事だっけ。。。?
また別の記事で「脳みそがね、一番旨いんだよにんげんは!」とか言ってる記事みて
いやーそーじゃないだろー。。。
でも軒下にいっぱいぶら下げられてるよりは上の写真の方が幾分、骨にも魂宿る、な感じはわかるかも。
人間と動物を分けるのは支配するかしないかの意思であり、人間を人間たらしめるものは人間の集団なんだなー。
こっち来たら博物館とかでもだけど、しゃれこうべモビールみたいなの(言い過ぎ)結構見るので、なんか麻痺してきちゃったぞ。。。
クラフトブースに鎮座していた黒猫さん。
でっかいタンバリンかと思ったら太鼓でした。
足に鈴つけてステップステップ、これやってみたいー。
夜のライブに備えて腹ごしらえその2。
こちらではブースごとに各国のファストフード(?)がいただける様子。
で、ワンタン入りナントカ麺。
見た目よりも優しいお味、さりげない酸味が・・・って
昨日お邪魔したあそこの出店でした。
↓ お邪魔したあそこ ↓
オープニングはサラワクローカルなステージから。
写真わかりづらいのですが、ステージが2つあって交互にスタートするので、準備の時間がいらない、イコールずーっと途切れる事なくライブが楽しめるのです。
この規模とスペースだからこそできる事。
好みの差こそあれクオリティは素晴らしくて、体調が良ければビール片手にずっと揺れてたかったよー!
参加の記録:DAY2
この日は体調が限界に達してしまい、ホテル移動したり病院探したりで
のんびり夕方から、屋台飯とライブチラ見で終了。。。
(それでも行かないという選択はない)
ローカル定食、見た目はアレですが、茄子の煮たのすごくおいしかった!
ビールはガマン。
盛り上がっております。
近くまで行って倒れでもしたら大迷惑なので、隣の建物の2階からのんびり楽しむ本日。
でもある意味特等席よー。
参加の記録:DAY3
移動先のお宿はプルマンクチン。
シャトルはやはり近くのショッピング(?)モール、THE HILLSから。
しかしここショッピングモールというにはあまりにもお店が少ない。
カフェを中心に飲食店が数件と、こういう感じの休憩(?)スペースがやたらと多かったような。。。
初日にきらかしてたコンディショナーをずっと探してたのですが、ドラッグストアもない。
そして結局さすがのプルマンには備えつけがあったので用は足りてしまった訳ですが。
現地到着、本日は快晴!
初日の小雨もしっとりとよいですが、やっぱり祭りっていったらね!
この感じよね!
本日1本目のミニセッションはマンドリン、サペとかの弦楽器と、口琴の会。
ビョーンビョーンビョーンってどうしてもコミカルに聴こえてしまう。。。
一番左で手拍子しながら、帽子の房をさりげなく回し続けてるお兄さんにも注目。
お次、初日は満員御礼で入れなかったパーカッションのワークショップに参加してみる。
ひっつかんだ太鼓には「大雑音兵器」の文字が。
いえ、訳適当だけど、先に謝ります。すいません。
サンバという名目の元に雑音放ちまくってきました。
こちらは「Plucked&Strummed」のミニセッション。
世には不思議な楽器がたくさんあるのだなあ。
限りなくバイオリンですが、直接弦を抑えるのではなく、アコーディオンのようなボタンがサイドに並んでます。
こちらは置き型の小さいハープのような。
近くで見ると本当に簡素な作りなんです。
これからこの音が出るのかーってホント感動。
でも今見たら足元にたくさんエフェクター転がってるので、響きは大分調整してるかもですね。
どのセッションも、最後は大抵メンバー全員で即興演奏するのですが、逆に本当に打ち合わせないんだなあ。この回はホント不思議な空気だったです。
全員が戸惑いながらとりあえず音は出してる的な、いいのかなあこれで、みたいな雰囲気が終始漂っておりまして、ずっと困ってる人とか、ずっと下向いて楽器としか会話してない人とか、で、豪を煮やした一番右さんが相当強引に盛り上げてフィニッシュという。。。
協調性、とは。
夜まで体力温存の為モリンガ茶と
肉を
池のほとりで豪快にほおばります。
きーもーちーいー♪
とあるテントでは女子十二楽坊のアレが。
完成度はイマイチ。でもすごくウけてました。
さて最終日はお酒も投げ売りでございます。
トロピカルソジュ2本買ったら2本オマケ、みたいなプロモーションで
「そんなに飲めないので1本でいいです、それに持って帰れません」と一旦お断りした所、
「じゃあ入れ物オマケであげるから!」
だーん。
圧巻のソジュ1.5リットル。
さもスポーツドリンクのように持ち歩きながら、ライブ中通してちびちび。
さすがに飲みきれなかったけど、贅沢な感じで楽しゅうございました。
音楽とお酒と素敵な景観があったらやっぱり天国ですよ。
ジャンルがよくわかんないこの感じもイイ!
体調を万全に整えて、来年もぜひ参加したいと思います!
今回のクチン旅行記事リンク
- その1【KLIA2→クチン国際空港】
- その2【Merdeka Palace Hotel & Suites】
- その3【おさんぽクチン】
- その4【歴史めぐりクチン】
- その5【リバーサイドウォーク】
- その6【レインフォレストワールドミュージックフェスティバル2019】
- その7【プルマンクチン】
- その8【サラワク川サンセットクルーズ】