テリマカシ。

マレーシアの思い出。

【はじまりのサラワク王国】歴史めぐりクチン【クチンに行ってきましたその4】

おさんぽついでに古い建物とか、博物館とかをうろうろしてみた記録です。

 


街中で見かけたアレコレ

 

セント・トーマス教会

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マレーシアはイスラムで、元々この辺りを統治していたブルネイもイスラムですが

サラワク王国はどうだったんだろう。

(王様はイギリス人でした)

 

警察署

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1931年。90年近く前ですね。

 

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それでなくてもマレーシアの警察署のこの青、このデザイン、ついつい写真を撮ってしまうー。

 

博物館事務所

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かな。

スイマセン実はあまりよく覚えてない。。。

 

郵便局

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遠目から見るとすごいキレイですね。。。

 

ちょうど真ん前の道路の舗装工事してたせいもあって、近くに行くとなかなか老朽化激しい感じでしたが。

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ちなみにちゃんと営業してます。

 

こちらも1931年。

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旧裁判所跡

 

博物館とか、カフェとかギャラリーとか。

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大きな窓に白い壁、中庭見渡せて雰囲気のよいカフェは大賑わいでした。

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中庭のオブジェ。

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カップルさんが記念撮影してました。

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お天気もよいし、いい写真撮れそうー。

 

2代目チャールズ ブルック氏。

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の奥様はマーガレットさん。

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の博物館。

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入場料はローカル10RM、その他20RMと、規模の割に少々お高め。

マレーシア在住者は外国人でもローカル料金で入場できます。

 

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家族の系譜とか、お気に入りのドレスとか。

女性の教育にも熱心に取り組んだ方だったそうです。

 

正直がっつり昔のイスラムさんは、女性に対して色々厳しそうだしなあ。。。

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写真撮ったら魂抜かれそうっていうのは、万国共通の感覚だったんでしょうか、

殆どの人カメラ見てないよー。

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マーガレットさんの本「 My Life In Sarawak」は下記アーカイブから読めちゃったりします。出版100年前なので多分著作権はクリアしてる。。。と思うけどどうでしょう。

archive.org

 


備忘

 

街中を歩いていると「ジェームズ ブルック」「白人王」の名前をよく見かけます。

誰やねん、という事でものすごく簡単に書いてみる。

 

もともとボルネオ島の北あたりはブルネイが治めてました。

でも乱暴原住民が暴れるので、ブルネイのスルタン(王様)手に負えなくなっちゃいました。

 

助けてド〇えもーん。

 

JB(ジェームズブラウンではない。ゲロッパ)がクチンにやってきました。

イギリスの後ろ盾もあって見事乱暴者の制圧に成功。

 

スルタンはご褒美に今のサラワク州あたりをあげました。

ここに「サラワク王国」建国。

初代の王様はもちろんJBです。白の王様、「白人王」の誕生です。

 

JBは結婚しなかったようで、(LGBTだったという噂も)

2代目は甥っ子(姉の息子)であるチャールズが継いでいます。

ちなみに3代目はチャールズの息子ヴァイナーです。

 

王国はちょうど建国100年で終わりを迎える訳ですが、きっかけは言わずもがな、日本の侵略でございます。。。

 

それがなかったら王国はまだまだ続いたのかなあ。

よく思うのですが、異なる民族がボスだったり、植民地として扱われる事について、何か思ったりはないのかな。

統治が平和的であればそれはあまり問題じゃないのかな。

 

同じ民族とはいえ、首狩られるよりはマシか。

 


サラワク博物館

 

建物も歴史があって素敵、らしいのですが

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改装中です。大丈夫知ってたよー。

自然史博物館。

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はゆうたらデッドボディの展示場で、独特の臭いと雰囲気に耐え切れず5分で退場。

スイマセン。

 

立派なトーテムポールだー。

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え、ちょ、お墓なんですか?

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つくりかた。 

 

これだけ見ると島がコレみたいですが、あくまでも「マレーシア」の領域だけで

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実際の島はこうです。

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南側はインドネシア領です。

1つの島に違う国が混在している、最多の例だそうですが。。。

(マレーシア、ブルネイ、インドネシア)

 

もしかしたら4つになっちゃうかも。

な事件が2013年に起きていたー。

 


備忘2

 

地図の右上あたりはマレーシアのサバ州になります。

で、ここの領有権を主張しているもう一つの国が、フィリピンにあった「スールー王国」。

今は現存してないのですが、王族末裔が奪取と復活の為に「王国軍」を作ってサバ州に攻めてきたそうです。(ラハダトゥ対立)

 

地図で見ると確かにめちゃめちゃ近いんですね、フィリピン。

つかいつかの故郷ネグロス島も、KLより全然近いやないかー。

 

理由は契約の行き違いだそうで。。。

マレーシアは末裔さんに毎年お金を払っています。

名目は「サバ州の分割払い」で、あくまでも「購入」。

末裔さんはそれを「サバ州レンタル料」として受け取っている。

 

末裔さんとしてはあくまでも「レンタル期間過ぎたので返却希望」してるだけ。

言っても返してくれないから取り立て屋を送り込んだにすぎない、らしい。

 

だけどこれ返却(末裔さんゆうところの)成立してたら、ボルネオは4つの国が入った島になる訳ですね。

 

サバは山に、海に、豊富な野生動物と大自然を体験できる場所で、観光客も多い州です。

しかし観光開発や自然保護については、今マレーシアが力を入れて取り組んでいるからであって、元王国の直下になったら。。。

運営や治安に不安、VISAとかも大変になりそう。。。

 

あああ早く行かなきゃ!

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余談と備忘に明け暮れた本日。。。

 


今回のクチン旅行記事リンク